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箕面森町動物病院

~町の中に小さな「まち」をつくる~

敷地は、北摂の中でも特に暮らしやすいと評判の高い箕面市の北部丘陵地にあり、まわりには自然が色濃く残った箕面森町。
このエリアは、独自のコミュニティーが確立されており、今ある地方のあり方の一つとして「多世帯共生」・「環境共生」・「地域共生」を実現した町である。

その町の中に更に「まち」をつくる。

クライアントは、この小さな場を、「賑わいの場」・「溜まり場」として、
多くの人たちとのコミュニケートと発信の場としても考えていきたいとのことだった。

高低差1200mm、3方道路に囲まれた台形敷地に計画した

この「箕面森町動物病院+住宅」は、

3つの異なる要素(要望)をAll in oneにするのではなく、

幹線道路に面する部分に平屋の動物病院棟、

山側の奥に2階建てでクライアントがお住まいになる住居棟1、

一番小さい平屋ボリュームがお母様がお住まいになる住居棟2

という3つのボリュームで分棟配置し、

それらを廊下で緩やかに繋ぎ、

1つの敷地に「賑わいの場」・「溜まり場」をつくることを考えた。

建築の特徴である「関係性」、「距離感」、「境界」、「多面体構成」、「多世帯共生」、「環境共生」、「地域共生」。

昨今、均一化している動物病院。
ありそうでなかった新しい動物病院と住宅の融合。
箕面森町の1つのシンボルマークになればと思う。


photo by Chihiro Tanaka

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