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A-ring

『2008年度国土交通省 住宅・建築物省CO2推進モデル事業』

に採択された戸建住宅である。


全ての構造を「アルミ構造体」とし、

「放熱機(輻射冷暖房)」、「設備空間」に加え、
「太陽光発電」・「オールLED」・「オール電化」・「屋上緑化」・

アルミと緑と雨水利用による「緑のカーテン」等、

全てが盛り込まれ、

ランニングコストを“0”にすることを目指している。

なぜアルミなのか?
アルミニウムの特性というと、軽量・加工性・再生可能・・・etc,

鉄ともまた異なる。
一方で、建材としては、サッシ等に見られる結露のように、

熱伝導率が高いことが、ネックともなる。


2002年の建築基準法改正により、

木・鉄・コンクリートに新たに認可されたアルミニウム。
その特性・優位点を最大限に活かす住宅を考えた。

そこで、5つの原則を設け、計画を行なった。
①構造体がアルミであること
②アルミ構造体と外部との縁を切ること
③放熱器としてのアルミ構造体
④アルミ本来の素材感を大切にする
⑤構造体が設備空間になる

敷地は、日本で最も厳しい環境といわれる北陸の金沢市である。
北陸特有の湿気や、雪・雨の多い地域で、この環境での成功が、今後のユニット化・商品化にも繋がっていくものと考えている。


photo by Toshihiro Sobajima

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