top of page
aLuminum-House
前面道路4m、高低差5mもある高台崖地における計画。
崖は北面に開け、田園都市を一望できる川崎市の住宅街にある。
将来的には二世帯住宅とするということであったが、
計画段階では、1階を駐車場とし、
2階で生活をするといったこと以外は特にご要望がなかった為、
生活のあり方を”All Living”というキーワードで構成した。
敷地状況として、重機が入りにくいことにより、
必然的に建物の軽量化が求められていた為、
アルミを構造体に採用し、工法にはアルミ構造における新たな切り口として、ボルトレスによるプレストレスト工法を採用した。
また、構造の主体となる壁や梁の部材を70×210mmに統一し
パネル化することで、使用するダイス(型材)を1種類のみとし、
更には部材製作を中国で行うことで、コストを抑えた。
通常アルミの欠点となる熱伝導率は
外部に透明の塗料を塗布することである程度まで解消し、
結露に関しては内部に結露受を設け、外部に逃がした。
”All Living”は、特定の機能がスペースを限定せず、
生活の中で自由な機能の選択をしていくという考え方である。
現代社会において、TVやパソコン、そして携帯等の媒体が
日常の一部となり、
個人と社会とのつながり・関係性が曖昧になっている状況下に
ある為、そのまま構成に反映させた形となっている。
そういった意味も含め、床の仕上げを全て同じタイルで連続させ、屋根をアルミのフレームとハニカム材で全体を覆ったことも、
場所性の非限定という意味を持つ。
photo by Makoto Yoshida
15.jpg
02.jpg
05.jpg
01.jpg
04.jpg
06.jpg
07.jpg
03.jpg
150.jpg
10.jpg
11.jpg
13.jpg
12.jpg
08.jpg
09.jpg
14.jpg
1/1
bottom of page